方生の中で最も大きな買い物である家を購入する際は、住宅ローンを組むことが多いですが、中には審査を通過することができずに購入を諦めてしまう方ももいます。
実は、ローン審査に通らなかった方には、いくつかの「特徴」があることをご存知ですか?
今回は、これから住宅ローン審査に臨む方向けに、審査に落ちる方の特徴や改善策をご紹介していきます。
家を買いたいがローンに通らなかった方の特徴
住宅ローンの審査に通らなかった方の特徴には、以下のような共通点があります。
・消費者金融やクレジットカードの借り入れがある
・派遣やフリーターなどで働いている、または転職したばかりで収入が不安定
・完済時の年齢
・住宅ローン申込者の健康状態に問題がある
まずは、消費者金融で借金をしている場合や、クレジットカードの借り入れがある場合などは、返済負担率が高くなります。
返済負担率とは、収入に対してどのくらいのお金を返済に充てるのか計算した割合で、この数字が高いほど「借金が多い」と見なされます。
既に返済負担率が高い方が住宅ローンを借り入れると、毎月返済するお金がさらに増えるため、いずれ返せなくなる可能性が高いと判断され、審査に落ちるのです。
また、カードローンや消費者金融からの借金を完済していても、返済途中で滞納履歴があると、それもネックになり審査を通過するのが難しくなります。
そして、派遣やフリーターなど将来も継続して安定して働けるかどうか分からない職業に従事していたり、正社員でも転職直後で収入が安定していない場合も、重要なポイントとなります。
他にも、ローン完済時の年齢が金融機関の基準ギリギリだったり、ローン申込時に義務付けられている「団体信用生命保険」が指定する病気や障害に該当する場合も、審査通過が難しくなります。
家を買いたいがローンに通らなかった場合の改善方法
もし住宅ローンの審査に通らなかった場合は、上記の点を踏まえて改善していく必要があります。
まず、現在消費者金融などで借り入れがある方は、再度ローンを申し込む前にできる限り完済して、返済負担率を減らしましょう。
また、ローン申込者本人のみで年収が足りない場合は、ペアローンや連帯債務などの方針に切り替えて再審査を受ける方法もあります。
そして、ローンの審査方法や基準は金融機関によって異なるため、最初に申し込んだ金融機関で審査に通らなかったとしても、別のところで申し込むと通ることもありますよ。
まとめ
マイホーム購入に欠かせない住宅ローンですが、万が一審査に通らなかったとしても、そこで融資の道が全て断たれるわけではありません。
まずは審査の障害になりそうなポイントを解消すること、もしダメでも改善策を練って違う方法を試してみましょう。