情報収集の手段
住まい探しの情報収集には、さまざまな手段があります。住宅情報誌や新聞折込チラシ、いつでも確認できるインターネット。 紙面を手に取って確認したい人は、住宅情報誌や、地域限定配布の要素が強い新聞折込チラシが便利ですし、場所や時間を問わずに確認できることを重視する人は、インターネットを活用するなど、それぞれのメディアの特性に応じて、情報収集を行いましょう。
希望する条件の物件の相場感をつかむためにも、多くの情報を見ておくことをおすすめします。住まいを買った、借りたなどの経験者の意見を聞くことも有効です。実際の住まい探しの苦労話やポイントなど、経験を聞いておくことにより、自分の住まい探しの際に活かせます。
家賃相場を把握しておこう
家賃などの相場を調べておくこともポイントです。地域・エリア、駅からの距離、広さ、築年数によって個々の家賃や物件販売価格は異なってきますが、相場を知っておくことで、おおまかな判断基準になります。
一般に家賃の目安は収入の3分の1以下と言われます。その他にクレジットカードローンがある場合などは、収入からローンを引いた額から月々いくら支払えるのか、じっくり検討して家賃の限度額を決めましょう。エリアごとの平均家賃などの情報収集は、その地域の不動産会社をこまめに回って調べるのがベストですが、時間もかかって結構大変です。平日の昼間に時間 の取れない人などは、
情報誌やインターネットの情報をうまく活用することをおすすめします。
たくさんの物件を比較しよう
賃貸物件の読み取り方には慣れが必要。どんどん物件情報を見て、目を慣らしていきましょう。間取り図をどんどん開いて、「この間取りでこの家賃か」 という記憶をたっぷり蓄えていきます。物件を比較していくと自分に向いた部屋がどういうものか、次第にはっきりしてきます。具体的な物件情報を見ながらで ないとなかなか条件が絞り込めないものです。
例えば、これから子供が大きくなっていくタイミングなら、収納の余裕がほしいもの。クローゼットがあるというだけではなく、収納家具を立てられる壁があるかどうかも考えておきたいですね。また、子供が自分の部屋を持つ年齢をいくつとするかも家族の方針で大きく変わるところ。これは夫婦で話し合っておきましょう。
シングルで友達をたくさん連れて来ようと考える人なら、広めのリビングダイニングの部屋が良いでしょうね。そうすると自分のプライバシースペースを確保しておかないと困ることもありますから、独立性の高い寝室を確保したいところ。自分が困っているところまでイメージしておくことができれば、物件選びは的確になっていきます。
まずは希望の予算で検索してみて、納得できる物件に出会えなければ、何度でも予算を変えて検索を繰り返すことも重要です。予算を変えて見つかった物件と比較することで、どのあたりが妥協ラインかが見えてきます。例えば家賃を5,000円少なくしたら駅からの距離が変わったな。とか、でもこの距離なら許せるな。ということを条件を変えて検索することで発見してください。