複数の物件を見学する
住宅情報誌や折込チラシ、インターネットなどで間取りを見ていても、実物の住まいを見るとイメージが異なる場合があります。複数の物件を見学して、その中から希望条件に近い物件を決めましょう。
100%希望通りという物件が見つかったらラッキーですが、そうでない場合、いろいろと見学することにより、相対的な判断ができます。
見学は二人以上で
物件見学は、今まで図面上でしか想像できなかった部屋を実際に見る事ができるので、より具体的なシミュレーションができます。
見学には客観的な目で見てもらうために、友人などを連れて二人以上で行きましょう。自分ひとりだけで見学をするより、ぐっと視野が広くなります。不動産会社に対しても、気がついた点があれば、友人からもどんどん質問してもらいましょう。
■人が住んでいたり時間が無く見学できないときは?
基本的には、部屋の中は必ず見て決めましょう。その際は、不動産会社の立ち会いのもと、現在住んでいる人の都合を聞き、プライバシーの侵害をせぬように気をつけて見学をさせてもらいます。また、別室で同じ仕様の部屋を見ることのできる場合もありますし、最近ではモニター画像で室内をチェックできるところもあります。見学をしないで即決してしまうと、後々後悔することにもなりかねませんので、必ず細部まで点検して納得してから借りるようにしましょう。忙しい人は、家族や信頼のおける友人に代わりに見学にいってもらい、写真を撮ってきてもらって図面と照らし合わせるのもひとつの手です。
チェックシートを活用する
家族で話し合った希望条件などを確認しながら見学しましょう。後から見学した物件が、わからなくならないように、チェックシートの活用やデジタルカメラなどで物件を撮影するなど、情報を整理しながら見学することをおすすめします。
相場を念頭に置いて見学する
情報収集の際に調べた家賃相場を参考にしながら、実際の物件を見学しましょう。相場より高い・安いポイントがあるはずです。
新築で駅から近く、整った設備などの好条件がそろっている場合は、相場より高くなることが多いですし、駅から遠い、築年数が経過しているなどの場合は、相場より低くなることが多いです。
効率よく見学する
複数見たい物件がある場合は、事前にルートを決めて近隣はまとめて見学するなど、計画的な見学をおすすめします。勤めている人は、週末の休みごとにしか住まい探しができないケースがあるので、効率よく見学しましょう。
生活スタイルをイメージしながら見学する
実際の物件の広さは充分か、間取りや持っている家具の配置、生活導線、自分の家族にあっているかなど、生活スタイルをイメージしながら見学しましょう。入居してから「こんなはずではなかった」なんてことがないように…。
不明点はどんどん質問しよう
不動産会社の営業マンはプロです。建物の構造や設備など、専門的でわからないことなどは遠慮せずに聞きましょう。耐震性に影響する構造といった目に見えない部分は、住まいに重要なポイントです。事前に住環境や建物の調査を第三者機関が行っているサービスもありますので、不動産会社に確認することをおすすめします。
時間帯を変えて見学する
昼間に見学して気に入ったとしても、再度夜間に見るなど、時間帯を変えて見学することをおすすめします。夜には雰囲気や環境が変わることがあるからです。特に女性の場合は、夜の治安など周囲の環境チェックも重要ですから、気に入った物件の周辺は何度か見学してみましょう。