物件探しの時点で引越しは始まっている!
物件の見学(内見)のときに持参したいのが、メジャー(巻尺)と、いま使っている家具や家電のサイズを記したメモ。間取り図と照らしあわせて、新居のレイアウトをイメージする時点で、いわば引越しは始まっているのです。
ぴったり収まれば問題なしですが、どうしても具合よくいかないときは、「買い替えのタイミング」と割り切るのもひとつの手。ただ、新しく購入した家具が結局うまく収容できなかった、という展開にならないように気をつけて。
見学時にチェックしておきたいポイント
□ 冷蔵庫のサイズ
□ 電気洗濯機置き場のサイズ
□ コンセントの数と場所
□ キッチンのスペース
□ カーテンの寸法
□ ドアや通路の幅
□ ベランダの有無と広さ
□ 駐輪場・駐車場
予算と事情を掛け合わせてスタイルを決定
「できるだけ出費を抑えたい」「忙しいので、すべて業者に任せたい」…。個々の状況に応じて引越し手段を決めます。
自力で何とかするコース
・とにかく予算を抑えたい
家族や友人など、手伝ってもらえる人がいる
時間に余裕があるのなら、自分で頑張るのもあり。レンタカーを利用する場合は、荷物の量を考えて。またエアコンの取り外しや取り付けに専門業者を頼む可能性なども頭に入れておきましょう。
友人の手伝いは有り難いものですが、注意も必要です。善意で車を貸してくれた友人が、引越し途中で交通事故を起こしたり、家具の運搬中に誤って足をケガするなどのトラブルが起こる可能性がないとは言い切れません。人手が多くなって、かえって作業効率が悪くなったり、荷造り・荷解き時にプライバシーを守れない可能性もあります。友人に手伝いを頼む場合、これらの点には注意しましょう。
部分的にプロの手を借りるコース
・近場に移るので、手軽に済ませたい
荷物が少なく、本格的な業者に頼むのがもったいない
赤帽(貨物軽自動車運送業の協同組合)やチャーター便(トラックとドライバーだけを予約)、あるいは地元の中小規模の業者をうまく利用するのも手です。
引越し業者におまかせコース
・初めての引越しで、分からないことが多い
・運搬中のアクシデントが心配
・備品の取り付けなど、専門のサービスも追加したい
・荷造りの時間さえ充分にとれない
・移動距離が長い
引越し会社の紹介をしてくれる不動産会社などもありますが、だからといって、そこの会社に頼まなければいけないというわけではありません。大手の業者を中心に検討するのが無難です。
一括見積りサイト等で複数の業者(2~4社程度が目安)から見積りをとれば、相場も見えてくるので、比較検討してみましょう。
自分の大切な物を預けるのですから、選ぶ際にはただ安いというだけではなく、会社の営業マンの人となりもあわせて選びましょう。何かトラブルがあったとき、きちんと対応してくれるかも大切な基準です。