たくさんの物件を見学しよう
購入の1年前くらいからは実際の物件をどんどん見学しましょう。住宅展示場などの理想的な家だけではなく、中古住宅の空き物件などを見に行くことで、より現実的な家の姿をたくさん目にしていくことが大切です。
部屋の本当の広さは間取り図だけでは分からないもの。同じ6畳でも部屋の形や天井の高さで広く感じたり狭く感じたりするものです。中古住宅などでは、小さな和室がたくさん並んでいるような古い間取りもありますが、実際に見学してみると「ここからここまでふすまを外したら開放的だな」など良いイメージやアイデアがわくこともあります。リフォームの可能性も検討しつつ、一番大切な条件を満たす物件を見つけたいですね。
持って行きたい見学の七つ道具
まず、家の向きをチェックするコンパス、広さや家具が設置できるかどうかを確認するためのメジャー、現地の状況を確認するための詳しい地図はぜひ揃えてください。家の細部をチェックするためには懐中電灯もほしいところ。デジカメがあれば、フィルムの枚数を気にせずに写真もとれるでしょう。
それに自分の大切な条件を書いたチェックリスト。これは夫婦で見るなら1人1枚持って、それぞれが自分の正直な感覚を記録できるようにしましょう。図面のコピー、手持ちの家具のサイズを書いたメモも持っていくと便利です。そして見学した内容を書き込むためのノート。これらをうまく使って、物件見学の達人を目指しましょう。
物件にふさわしい服装で
週末に家族連れで家を見に行って、帰りにはちょっと遊びに行こう。と半分レジャーのような感覚で見学に行くことも多いのではないでしょうか。しかし、あまりラフすぎる格好で行くと気持ちが負けてしまうこともあります。ちょっとオドオドした気持ちになって、したい質問ができなかったり、足早に出てきてしまったり。それでは良い家選びはできません。
かといって、家の中に入ると色々な場所をチェックしなければなりませんので、あまり動きにくい服装だと困ります。また複数の物件を見学する場合は脱ぎ履きしやすい靴がオススメです。
気後れしない程度の身なりを整えて見学しましょう。
周囲の状況をしっかり見る
不動産会社の営業マンに車で案内されると、周囲の状況を車で通過しながら見ただけ、ということになりがちです。できれば帰りは歩いて帰って、駅までの距離感や周辺の雰囲気を見てください。
家の前の道が静かそうだと思っても、通勤時間にはすごく交通量が多いといった場所もあります。小さな子供がいる場合には特にこうした点にも気をつけましょう。
できれば後日家族だけで電車で出かけて、駅から歩き、近所の人に状況をたずねたりして、じっくりと周辺情報を集めてください。